ベランダにアゲハチョウが住みつきまして

【注意!】今回のブログの内容は昆虫の話題およびその画像・動画を多分に含みます。苦手な方はどうぞブラウザバックをお願いします。

 

こんにちは。Ashです。

長くツイッターなどフォローしてくださっている方は既にご存知かもしれませんが、

私は生き物と自然観察が大好きです。

子どもの頃からそうなのですが、犬や猫にはじまりペットショップで扱われているような愛玩動物から動物園にいるような様々な哺乳類、水族館で見られるような魚類やら、両生類、爬虫類、植物、菌類、昆虫、昆虫じゃない足がいっぱいあるタイプのやつの一部などなどなど……

身近な野山の自然観察が大好きなので、特にアマガエルとヤモリとキノコは子どもの頃からのお気に入りです。

自身の身に実害のおよぶ攻撃性や毒のある生き物や、いわゆる家の中に侵入してくる害虫と呼ばれるもの以外は大抵愛でられます。

その延長で、都内の狭いワンルームに住みながらもベランダにはささやかながらお気に入りの植物などを栽培していたのですが……

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なんとその中の小さなレモンの苗木にいつの間にかアゲハチョウが産卵していました。

気付いた時には幼虫が3匹ほど。一見鳥のフンのようですが、これが擬態だそうです。

 

もともとこのレモンの苗木、昨年の秋頃にお庭採れのレモンをいただいて、その種をノリで発芽させたものでした。

狭いベランダじゃレモンの木は生やせないし、こんな小さいのじゃアゲハチョウも来ないと思うけどプランターでどこまで大きくなるかな〜〜

とそんなテンションで娯楽感覚で育成していたのですが、まさか本当に来るとは……

 

鳥や蜂など天敵が多いのでいつまでもつかわからないし、日々その日がお別れかもしれないと思いながらあるがままの自然を見守ろう。

……と思っていたのですが、現時点までめちゃくちゃすくすくと順調に成長しています。

 

幼虫の存在に気付いたのが5月25日でしたが、30日にはすでにかなりの存在感。

 

5月31日。葉っぱの禿げ散らかし具合がおわかりいただけただろうか。

 

そしてこの週末6月1日。この日は4齢幼虫→終齢幼虫の脱皮の瞬間が見れました。

脱皮してまもないので心なしかちょっとシワシワとしています。シワシワキャタピー。

この姿を見るにどうもナミアゲハのようです。一番ポピュラーな、いわゆるアゲハチョウです。

一番成長のゆっくりな子も元気そうです。日差しがあったかいのかシャチホコポーズ。

 

葉っぱをもりもりと貪る動画が撮れました。

このパリッパリッパリッ……という咀嚼音が良いですよね。良くないですか。共感してくださる方求む。

……と、食事風景を眺めていたら、同じ葉に次男坊(雄の方が成長が早いと聞くので長男次男扱い)が乱入。

どうなるのかと思ったら、どつき合いの喧嘩が始まりました;;;

まるで相撲のよう。

場外に押し出したり最悪共食いでも始めるのではとハラハラして見ていましたが、最後はなぜか連れ立って葉から退出。

この後弟は上の方の葉をムシャムシャし、兄はしばらく下の方をうろうろしたあと同じ葉の上に戻ってきていました。そんなに譲りたくないか。

ちなみに奥の株の上ではまだ茶色の姿の妹がマイペースにお食事しています。

兄弟同士仲良くしておくれ……

 

しかし、現状どうにも葉っぱが足りない気しかしません。

某ルートから柑橘系の葉っぱを入手することはできそうなのですが、違う種類の葉を食べるかどうかは彼らの気分次第と聞くので果たして……

 

家に生き物がいるというのは不思議にそれだけで心踊りますね。

実はアゲハチョウの生育や成長を見守るのはこれが初めてではないのですが、自然の状態で成虫になるのはいかに狭き門か承知の上で、観察を今少し続けていきたいと思っています。