旅立つアゲハチョウたち
- 2019.06.16
- 写真日記
【注意!】今回のブログの内容も昆虫の話題およびその画像を多分に含みます。苦手な方はどうぞブラウザバックをお願いします。
こんにちは。Ashです。
前回、ベランダのレモンのプランターにアゲハチョウの子どもたちが住み着いたブログを書きましたが、彼らのその後を書きます。
彼らですが、3匹みんな、すくすくと成長し蛹の姿へ進化する旅に出ました。
アゲハチョウの幼虫は、十分に成長して蛹モードのスイッチが入ると途端にめちゃめちゃ活発に動き出して、生まれ育った木から脱出し、蛹になるのに良い場所を探す旅に出るんですね。
(旅に出る直前にある痕跡が残るのでそれだと分かるのですが、その痕跡はちょっとばっちいので今回は割愛します)
そんなわけで、旅に出る少し前の可愛いキャタピーの写真をいっぱい撮ったので見てください。
KAWAIIが共有できるぞ! という方はスクロールどうぞ〜
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6月4日(火)の様子。
競い合う勢いでレモンの葉っぱを貪り食い成長する彼ら。
一番目の子と、
二番目の子。
先日までまだ脱皮間もなくで少しシワシワしていましたが、むちむちとハリのある身体になってきました。
足のあたりの丸っこいフォルムと白い模様が好きです。
そして6月5日(水)。
夜の間に三番目の子が脱皮したらしく、晴れて緑色のキャタピー姿へ。
順調にレモンを禿げ散らかしていく二番目の子。
首?胸?のラインの青がすごく綺麗で襟巻きのよう。
そして、目玉模様の赤色も鮮やかにどっしりとした風格を感じる一番目の子。めちゃめちゃおっきくなりました。
これは今夜あたりもしや……と思ったのが的中。この夜、彼は人知れず旅に出たのでした。
6月6日(木)。連日暑い日が続いています。
以前一番目の子に喧嘩をふっかけていた二番目の子。
兄弟が旅立って、きっと負けじと後を追いかけたいんじゃないかな〜と思っていたらやはり。この子もその夜、旅に出て行きました。
6月7日(金)。
残された末の子はのんびり屋。
他の兄弟たちから離れたプランターの端っこの一番小さい株でマイペースに過ごしています。
が、いよいよその株の葉っぱも残り少なくなってきていたため、この後まだ比較的葉っぱの残っていた別の株に移動させることに。
6月9日(日)。
この日は夕方から雨がざあざあ降り。
夜に心配になってそっと様子を見ると……
雨粒が背中に乗ってる……!
思いがけずベストショットになりました。
アゲハチョウの幼虫の身体って表面がなんとなく人肌の質感に似ている気がして、こんな日はとても肌寒そうに見えるのですが、こんなに水を綺麗に弾くのですね。
心配無用とばかりに雨に濡れた葉っぱもムシャムシャと平らげていました。キャタピーは強い。
6月11日(火)。
ぐずついた天気が続く中で、残っていた葉っぱをほとんど平らげてしまいました。
まだやや小柄には見えますが、先に旅に出た兄弟と並ぶ立派な風格です。
キャタピーたちの観察はこの日で終わりになりました。夜にはこの子も大人になる旅路へ。
蛹になる場所は本当に彼らの気分次第で、近くにいかにも御誂え向きに見える枝などがあっても必ずしも選んでもらえるわけではないようです。
旅に出た彼らを見つけられないかと思って、ベランダの他の植物の枝などを探したのですが見つかりませんでした。
もしかしてベランダを越えた大冒険に出たのかも知れないし、見つからないということはうまいこと簡単には見つけられないような場所を見つけたのだなあ……と思っていたのですが。
……ん?
エッ
い、いた〜〜〜〜〜〜!!!!!!
なぜそこに、というツッコミの気持ちでいっぱいになりましたが、糸がしっかり張られた立派な蛹を発見。
位置があまりにも低いのが心配ですが、きっと見つけられにくさという点でここを選ぶに至ったのでしょう。灯台下暗し。
キャタピーたちのいなくなった後のプランター周りの掃除と、先の大雨に備えての鉢の点検をしていた際に見つけたのですが、この他にも残念ながら、蛹になろうとして失敗してしまっていた子を一匹発見しました。
この子もツルニチニチソウの蔦の端っこというとんでもない場所を選んでおり、おそらく足元の糸張りが上手くいかず、最後の脱皮の際に踏ん張れなかったのだと思います。
可哀想ですが、そっと回収してレモンのプランターに埋葬しました。
幼虫時代を生き抜いても最後の蛹の試練が通過できなかったり、蛹の姿になっても寄生バチにやられてしまったり、自然の厳しさを感じます。
見つけた蛹はおそらくまだ無事なように見えるので、今しばらくドキドキと観察を続けたいと思います。
以前にアゲハチョウを観察した時も羽化の瞬間は見られていないので、今度は見られるといいな〜
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